第11回 過去の記憶は破壊せよ

マッドフラッド・タータリアなどでは、前文明が破壊されてきた様子が紹介されていました。どんなことが起こっていたのか、超簡単ですが解説してみたいと思います。

19世紀から激増する大火

世界の大火のリスト
https://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_town_and_city_fires 

世界の大火のリストを見ると、14世紀に1件、15世紀に5件、16世紀に4件だった大火災は、17世紀に21件、18世紀に23件と増え、そして19世紀には77件、20世紀は91件となっていて、すさまじいほど火災が増加しています。(20世紀は戦争によるものも含まれる)

シカゴ、トロント、ニューヨーク、シアトル、モントリオール、ボストン、ピッツバーグ、フィラデルフィア、シドニー、モスクワ、ウェリントン、ザルツブルク、デトロイト、リスボン、ニューオーリンズなど、大変多くの都市で大火災が発生しています。アメリカでは1889年に5回の大火がありました。

不思議な大火の類似点

Stolen Historyのこちらのページ で、過去の大火を詳しく検証していますが、これらの都市火災には、類似点があることが指摘されていす。

  • レンガ、モルタル、コンクリートの建物に与えられた壊滅的な被害。
  • 倒壊した構造物に、火災被害の特有の痕跡が見られない。
  • 奇妙な斜めにカットされた壁の存在。
  • 木や木の電柱が燃えずに残っている。
  • 多くの場合、人命損失のレベルがばかばかしいほど少ないか、情報が存在しない。
  • 火災現場で、まるで勝利トロフィーを授与されたように記念写真を撮る人々の写真が残されている。
  • がれきの撤去活動の証拠写真が少ない。
  • 超高速の速さで、街の再建に取り掛かっている。
  • 特定の場所に、将来のプロジェクトを告知する看板がある。
  • 「任命された建築家」がいるが、この人物について調査ができない。
  • 火災発生の物語は奇妙な話が多い。

上記の類似点について写真と共に少しだけ紹介します。

壊滅的な被害

レンガとモルタル、コンクリートの建物の火災跡ですが、「空爆でもあったのか?」と思うほど、多くの建物が壊滅的に破壊されています。

斜めにカットされた壁

奇妙な「斜めにカットされた壁」が目に付きます。

木や電柱が燃えずに残っている

写真をよく見ると、建物はひどく破壊されているのに、木は残っています。

カリフォルニア山火事で判明した兵器

「木が燃えずに残っている」ことが指摘されているのは、2018年のカリフォルニア山火事でも、同じ現象があったからです。カリフォルニア山火事では、「木は焼かないで建物だけが破壊された火災」でした。

木は焼かないで家だけが火事になったカリフォルニア山火事

こちらもなぜか家だけ火事になったカリフォルニア山火事

2023年8月のハワイの火災も同様に、家だけ燃える火事でした。

カリフォルニアの山火事の時は、空からビームが降ってきた様子が、何度も撮影されていました。指向性エネルギー兵器DEW(Direct Energy Weapon)だったのではないかと言われていました。こちらに動画もあります

シカゴの大火は「空から来た何か」による火災

下の動画はHowdie Mickoskiの動画で、19世紀に多発した大火に疑問を投げかける動画です。
動画の中頃から、シカゴ大火についての解説がありますが、1871年のシカゴの大火の時には、4つの火災が同時に発生したそうです。その後「火災は流星群によるもの」と言う人が登場し、さらに2004年に「火災はビエラ彗星が上空で分裂したときに始まった」と発言した物理学者もいました。

また当時、「空から何かがやって来て、火災を引き起こした」と証言した司祭がいたということです。ひょっとすると、太陽のプラズマ放射によるもの、または、DEW、EMP、マイクロ波攻撃などの攻撃だったかもしれないなどの考えを、写真と共に解説しています。

「そんな大昔の1800年代に、レーザーなどの近代的な攻撃ができるはずはない」と思われるかもしれませんが、すでに約120年前の1904年、火薬を使わない電磁波の銃の特許が取られています。フリーエネルギーの技術を隠蔽しているように、レーザー電磁波を使う技術も隠蔽され、もっと昔から出来上がっていた可能性も考えられます。

一回の火災で、数百軒から2千軒の家が破壊されています。火災の際には「火災旋風」が発生することがあると言われますが、通常の火災で本当にそんなにたくさんの家が燃えるでしょうか?

残されたレンガやコンクリートの瓦礫の様子などから、「意図的に大都市を破壊していたのでは?」と、疑問を持つ人が多いです。

地震の跡と原爆の跡がそっくりな件

サンフランシスコ地震、関東大震災、広島原爆、東京空襲の被害の跡の写真を紹介しますが、どの写真も街の破壊具合がよく似ていて、「同じ兵器が使われたのではないか」とささやかれていています。

こちらはサンフランシスコ地震の写真です。地震直後に発生した激しい火災で、街は荒廃したと言われています。

サンフランシスコ地震
サンフランシスコ地震

こちらは関東大震災の写真です。関東大震災の時も、倒れた家屋から出火し、大火災に見舞われたと言われています。

関東大震災

こちらは広島原爆の跡の写真です。

広島
広島
広島

こちらは東京空襲の写真です。死者11万5千人、約85万戸以上の家屋が破壊されたそうです。

空襲の東京


どの写真も区別がつかないくらい、破壊の様子がとてもよく似ています。とにかく火災、地震、戦争などの理由で、古い建物は消え去ってしましました。同時に過去の記憶も消えてしまいました。

マッドフラッドでグレート・リセットしたのか?

旧世界の破壊に関しては、マッドフラッド説が有名です。
マッドフラッドとは、「200年ほど前に、泥(マッド)の洪水(フラッド)が起き、高度な文明を持っていた世界は破壊され、リセットされた。」という説です。

マッドフラッドの証拠は、建物の一階部分が土に埋まって、半地下になっている建物などです。確かに世界中で見つけることができますので、何かの事情があって、土砂などに埋もれた可能性はあると考えています。

土砂災害でもなく、液状化現象でもない

それでは、マッドフラッドの泥は一体どこから流れてきたのでしょうか?

「泥の洪水」と聞くと、「土石流」「がけ崩れ」「地すべり」などの、「土砂災害によって引き起こされた」という印象ですが、土砂災害の場合は、高い確率で建物を傷つけます。今まで見てきたマッドフラッドの建物は、無傷のまま埋まっているので、私は「土砂災害ではなかった」と考えています。

土石流

また地震などの時に起こる「液状化現象」で地面に沈んでしまう場合、建物は傾いたりすることが多いです。傾いているマッドフラッドの建物も、ほとんど見たことがありませんので、私は「液状化現象はなかった」と考えています。

液状化現象で傾いた家

ひょっとして火山灰か?

こちらの動画 で解説があったのですが、マッドフラッドは火山灰によるものではないかという説が紹介されていました。世界で起こった10の巨大火山噴火のうち、6つの噴火が1776年から1905年の期間に起こっています。特に最大の噴火は1815年のタンボラ山噴火だったそうです。

これらの噴火により、大量の火山灰が成層圏に達して、北半球を中心に各地で異常な低温になりました。1815年の次の年は「夏のない年 」と呼ばれるほど、世界的な低温の年となり、深刻な飢饉が起こっています。

この火山灰説は「巨大火山の噴火により、空気中に排出された大量の灰が、雨と共に地上に降りてきて積もった」という説です。こちらの写真は、1914年の桜島の噴火で、灰に埋まった桜島 の鳥居です。マッドフラッドの状態になっていますね。

灰に埋まった桜島の鳥居

サハラが砂漠になったのは400年前

大量の火山灰が降っただけでなく、世界中で環境が大きく変わったかもしれないと考えています。例えばサハラ砂漠は、もともと砂漠ではなく、何かの理由で砂漠になったようです。世界的な環境の変化があったかもしれないと推測します。

こちらのミームで「サハラ砂漠はたった400年しか経っていない」と書かれています。

こちらの動画で、古代の様々な地図に書かれているサハラ砂漠の様子を詳しく解説しています
またStolen History でも、サハラ砂漠に関する記事が書かれています。

簡単に解説すると、14世紀~17世紀の古い地図を見ると、アフリカのサハラ砂漠の地方には、池、川、森林、多くの街や地名が書かれていて、文明があったことがわかります。お城も描かれていて、内陸部に多くの人々が暮らしていたようです。

サハラ砂漠のように、文明があった地域がすっかり砂漠となってしまうような、世界規模の大きな環境の変化があったのではないかと推測します。マッドフラッドもその時の環境の変化の影響ではないかと考えています。そもそも「マッドフラッド」という言葉自体、準備された誤誘導で、「泥の洪水で世界はグレートリセットされた」という物語を信じるように、仕向けられていたのではないかと考えています。