第5回 想像を絶する歴史の改ざん

正しい歴史を教えるはずなど決してない

「歴史は勝者によって作られる」という言葉がよく知られていますが、「歴史は支配層によって作られる」と言い換えた方が、もっとピッタリくると思います。世界中の学校や大学で、様々なウソを熱心に植え付けているのです。私たちに正しい歴史を教えていることなど、まずありえないと思われます。

もし千年王国がすでに実現していたら、その事実を私たちに教えることは決してないでしょう。さらに千年王国の痕跡を消すために、様々な努力をしているだろうと考えられます。少しづつ歴史の改ざんについて知られるようになってきましたので、どのように歴史を書き換えているのか紹介したいと思います。

1000年間の歴史を追加していた件

現在「歴史に1000年分を追加している」という、信じられないような事が知られています。この情報は、千年王国が終わっていると考える聖書フラットアーサーの間だけではなく、マッドフラッド・タータリアに集まっている人たちもこの件を議論しています。いくつかの例を簡単にご紹介します。

ヨーロッパでは西暦を表す言葉、「主の年に」という意味のAnno Dominiが使われていました。「主」というのはイエス・キリストのことで、年を書く時には、イエスを表す言葉「Iēsoūs」「Iesus」「Iesus」「Jesu」「Iesu」から、「i」や「j」の頭文字が採用されました。その後時間の経過とともに、大文字の 「I」 と「J」が使用されたと言われています。例えば西暦600年は、イエス・キリストの誕生から600年後に、何かが書かれたことを意味するために、i600 、j600、I600などと書かれました。

コイン編

下のコインは、明らかにi700と書かれています。よく見ると、iと700の文字の間にわずかなスペースがあり、最初のiと700の数字に区別があることがわかります。西暦700年の作品と思われるこのコインは、「1700年のコイン」としてカタログに紹介されています。

1890年のコインと言われるものは、よく見ると数字の「1」ではなく、ローマ字の「I」が書かれて、I890と書かれています。このコインは本来、西暦890年のコインではないかと思われます。

古いコインの数字の先頭にある「J」や「I」や「i」は、大量に見つかっていますが、コインのカタログなどでは、通常これらの文字を数字の「1」としています。ですので、実際の年に「1000年を追加しているのではないか」と疑われているのです。

印刷物、絵画編

コインだけではありません。古代の印刷物や絵画の数字も同じ現象を見つけることができます。下に紹介している絵の人物は、アウグスト・ルートヴィヒ・フォン・シュレーツァー (August Ludwig von Schlözer)で、ドイツの歴史学者です。彼の肖像画の日付は「i」795と書かれていていて、西暦795年という意味で書かれているのではないかと思われます。ところがこの人物は、1735年7月5日 ~1809年9月9日に生きていた人物になっています。

こちらの絵画はMarina Mniszech (マリナ・ムニシュフヴナ)で、ポーランド・リトアニア共和国の貴族女性です。肖像画の日付はi609に見え、西暦609年ではないかと思われます。この人物は1588年に誕生して、1614年12月24日に死亡したことになっています。

こちらは1782年8月29日に沈没したロイヤル・ジョージ号 の記念碑の絵です。書かれている日付は明らかに「J」782年です。
記念碑の文章を読むと、「J782年8月29日、陛下の船ロイヤル・ジョージ号がスピットヘッドの端に乗り上げ転覆して沈没した。 この死亡事故により、約900人が瞬く間に命を奪われた。その中には勇敢で経験豊かな士官ケンペンフェルト少将も含まれていた。」と書かれています。記念碑の文面に登場する勇敢なケンペンフェルト少将は、ウィキペディアに記載があり、彼は1782年8月29に死亡しています。https://en.wikipedia.org/wiki/HMS_Royal_George_(1756)

歴史書編

次に紹介するのは、Observation Deckという人が紹介していた1000年追加の証拠です。ドイツ語の古代の文献に記載されている貴族などの人物を、ウィキペディアで調べています。するとピッタリ1000年分が追加されてた年齢に、変更されていたことを紹介しています。

●Friedrich Albrecht von Anhalt-Bernburg:誕生日735年8月15日→ウィキペディアでは1735年8月15日と記載
●Rudolph Joseph von Colloredo:誕生日706年7月6日→ウィキペディアでは1706年7月6日と記載
●Honorius Roth von Schreckenstein:誕生日726年9月19日→ウィキペディアでは1726年9月20日と記載
●Pope Pius VI:誕生日717年年12月27日→ウィキペディアでは1717年12月27日と記載
●August Friedrich Karl Wilhelm:誕生日754年11月19日→ウィキペディアでは1754年11月19日と記載

こちらがその動画で、1000年分追加の解説が始まる部分から動画をリンクしています。この動画は、ロシアの数学者でモスクワ大学教授のアナトリー・フォメンコの主張なども紹介しています。アナトリー・フォメンコは、歴史と年表が間違っていると主張している学者の第一人者です。またポンペイの噴火のウソなど紹介していて、大変興味深いです。

コインなどの「J」や「I」や「i」問題を指摘している動画を、2つリンクしておきますので参照してください。

歴史の中に1000年を追加している可能性があるということは、1000年分差し引くと、現在は西暦1023年頃かもしれないということになります。ただコイン収集家の意見では、「15世紀以前のコインには年号が書かれていない」ことを指摘している人がいます。また「J」や「I」や「i」が追加されているのは、1500年代ごろから始まったとも言われています。

ちょうど同じ時期の1582年にグレゴリオ暦が導入されていますので、一体現在が西暦何年なのか、もはや不明となったと言われています。実際に追加されている年は、500年~1000年ではないかと言う意見が多いですが、どれだけの月日が追加されたのかは不明なのです。