オープニングの様子とフラットアースのプレゼンテーション(その1)
これから解説するのは、こちらの動画の討論会の様子です。
オープニングの様子
2023年12月2日予定通りにフラットアースの討論会が開催されました。スケジュールは、「オープニング」 →「 ディーン・オディール牧師のプレゼン」 → 「グレッグ・ロック牧師のプレゼン」の順序でした。
オープニングでは最初に、オディール牧師が牧師になった経歴の話から始まり、そしてフラットアースに関する意見交換が行われました。時折、ロック牧師は攻撃的な態度を見せて声を荒げたり、オディール牧師が答えようとすると、邪魔をして話すことができなかったりすることがありました。
ロック牧師から、「Behind the Curveの映画では、3回も地球の動きやカーブを感知していた。」「なぜフラットアースの正確な地図がないのか?」と言う質問がありました。
この質問に対しては、「科学的とは何度も実験を繰り返して、同じ結果にならなければいけない。マイケルソン・モーリーの実験の結果、地球の動きは見つからなかった。フーコーの振り子や、政府の文献など、調べれば地球が動いていない証拠が出てくる。」「地図はどの地図も正しくない。フラットアースではグリーソンの地図が一番正確だろう。」との回答がありました。
オープニングから冷静さを失っていた球体派牧師
ロック牧師の発言の中に、「クルーズチケットを買って、南極に行くことができるのに、なぜ行かないのか?」という質問がありました。これに対して、「南極条約がある。また南極に近づいて逮捕されて刑務所に入れられた人がいる。」とオディール牧師が返答すると、「逮捕された一人の人物がいるということで、私の神学全体が変わることを期待しているのか?!」と、ロック牧師が声を荒げました。
つまり「たった一人の逮捕者があるくらいで、自分が今まで信じてきたことを、変えなければいけないのか!」と主張したのです。南極には簡単に行くことができないことを説明しているだけなのに、論点からずれていることで声を荒げた様子を見て、冷静さを失っているのを感じました。
さらに、「宇宙について鵜呑みに信じているだけで、宇宙に行ったこともなく、見たこともないのでわからないでしょう。」とオディール牧師が話すと、「それはばかげている、なぜなら神は霊であり、神を崇拝する者は霊と真実において神を崇拝しなければならないと書いてある。神が見えないからといって神を崇拝しないなら、それは異端であり、キリスト教徒ですらない。」と声を荒げていました。こちらも物理的なフラットアースの論点ではない部分で、必死に反論して、優位に立とうとしているように見えました。
Over the Horizon missile systems(水平線越えミサイルシステム)
またロック牧師が、Over the Horizon missile systems(水平線越えミサイルシステム)の話を持ち出し、「地球のカーブの向こうにある標的のために使われるミサイルがある」と語りました。この時オディール牧師は、実際に海軍の人にインタビューしていることや、海軍はレーザー兵器を持っていて、100マイル以上の標的を攻撃することができることを説明していました。海面は平らでカーブがなのでレーザーが使われるのです。
ここで話題になった「Over the Horizon missile systems」ですが、実際は「地球の水平線と関係がない」と、BibleScribeさんより解説がありました。文献に記載さていることは「Horizon of radar=レーダーの地平線」で、つまりレーダーの限界を超えて何かをターゲットにする技術のことです。水平線の向こうにある何かを、ターゲットにするミサイルではないのです。こちらが文献
ロック牧師は「Over the Horizon missile systems」という名称を見て、「地球にはカーブがある」という自分の主張を裏付けると考えたようですが、ミサイルシステムについて十分な知識を持っていなかったのです。
オディール牧師によるフラットアースのプレゼンテーション(その1)
ではオディール牧師による、フラットアースに関するプレゼンテーションをご紹介していきます。このページを含めて、3回に分けて紹介していきます。(全部はご紹介できず、省略している部分もありますのでご了承ください。)
冒頭に語られた聖句
Ⅱペテロ1:20 それは何よりも次のことを知っていなければいけません。すなわち、聖書の預言はみな、人の私的解釈を施してはならない、ということです。21 なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神のことばを語ったのだからです。
Ⅱテモテ3:16 聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。
聖書は勝手な解釈をするべきではない。また「聖書はすべて有益であるである」と書かれているので、「比喩」や「詩」と言われる言葉も重要である。球体派のロック牧師は「誇張表現だ」と言ったが、誇張というのは「大げさな表現と嘘」を意味しており、神はそのようなことはされない。たとえ象徴的な言葉が使われても、その表現は事実を表すために語られている。
黙示録12:9 こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あのふるい蛇は投げ落とされた。
「サタンは全世界をだます」と書かれているが、世界の政府や軍隊には、目に見えない権力を持ち、サタンに仕える人々がいる。NASA の予算は1 日 6,000 万ドルと巨額の資金だが、世界中をだますことはできないだろうか?
私たちを神に導く一番の方法は、天地を創られた創造主の存在を知ることである。人々を聖書から引き離し、イエスの救いから遠ざけたいと思うなら、天地創造の物語を、別のものする必要がある。そこで「球体の地球が正しくて、聖書が間違っている」と人々に信じ込ませた。これがサタンがやっていることである。
その他に、詩篇2:1~5 を引用し、「地の王たちや治める者たちが、はかりごとを企む」ことや、ローマ人への手紙1:18~20を引用し、「神の永遠の力と神性が、天地創造よりはっきり示されている」と語りました。
現代の宇宙論は科学的ではない
現代科学では、過去にビックバンがあり、銀河が誕生し、その後何億万年もの月日が過ぎたと言う。何億年もかけて最初の生き物が進化して、猿から人間に進化したことが「事実だ」と教えている。しかしクリスチャンはそれを信じない。なぜなら聖書は「私たちが猿から人間になった」と語っていないし、猿が人間に進化した明確な証拠はないからだ。
現行の宇宙論は科学と言いつつ、実は科学的ではないことを、有名なトップ科学者が語っている。
ミチオ・カクは、「理論と現実の実験には不一致があり、それはゼロが120 個あるくらいずれている」と語った。
ニール・ドグラース・タイソンは、「現在の宇宙モデルを機能させるには、ある程度の重力が必要だが、85%はまったく解明されておらず、「ダークフォース」などと言うが、実際のところよくわからない。何なのかまったくわからないから「フレッド」という、意味のない名前をつけてもいいくらいだ」と語っている。(それぞれ動画で紹介)
トップの有名科学者が言うように、宇宙論はつじつまが合わないミスマッチだらけなのに、球体モデル宇宙論を構築してきた。
現代の科学により、若者はキリスト教から離れている
キリスト教は、聖書の世界観を、現在の宇宙論に融合させようとするが、それはうまくいかない。科学の与えるインパクトは大きく、多くの人が信仰を捨てている。聖書学者ですら、神の言葉を信頼せずに、科学を神として受け入れ、聖書から離れていく。
若いクリスチャンは学校や大学に通い「この世界は聖書が言っている通りではない」と教えられ、神から離れていく。自殺した大学生がいたが、その人は無神論者のリチャード・ドーキンスが書いた『神は妄想である』を読むことを生物学の教授から勧められて、その本を読んだ結果、信仰を放棄して自殺してしまった。
フラットアースを知った人たちに起こっていること
ところがフラットアースを知り、聖書を学びイエスを救い主として受け入れる人が増えている。
多くの無神論者が、フラットアースと回転していない地球の証拠を見て、イエスを自分たちの主であり、救い主として受け入れている。キリスト教はフラットアースをあざ笑っているが、多くの無神論者を失っていることに気づいていない。
無神論者や科学者の多くが、フラットアースとは、そういう宗教かまたはYouTubeのトンデモ動画を通じて、この信念に至ったのだろうと考えているが、それは違っている。実際の実験の証拠を見たり、計算をしたり、自然を自分で観察して結論を出して、天地創造について理解した。
私たちのうち99%は、(フラットアースの)証拠を見た後に、聖書が最初から真理を教えていたことを理解したのだ。
そして、その旅(実際に地球中心の静止したフラットアースに住んでいることを示す証拠を調べるという旅)こそが、多くの無神論や不可知論者に、聖書への信仰をもたらした。全能の神、主イエス・キリストが、創造主であり個人的な救い主であると見出したのである。
かつて無神論者だったが、信仰を持った人たちの証言動画
私の著書である「Like Clay Under the Seal (印された粘土のように)」には、無神論者が(フラットアースを知って)イエスのもとにやって来た人たちの証言をまとめた章がある。とても多くの証言を今まで見てきた。彼らが動画で証しをしてるので紹介する。
私は39年間無神論者だった。2011年頃からこの世界がおかしいと気がつき、2015年にフラットアースを知った。フラットアースを知って最初は笑ったが、その後、球体であるはずがないことと気がつき、聖書に何が書いてあるか調べ始め、そして私はイエスを受け入れた。
私は2015年まで無神論者だった。フラットアースをあざ笑いながら調べていたが、1年半後に、私の方がだまされていたと知った。私たちは平らで動かない大地の上に住んでいることに気がついた。そして創造主がいる可能性が開かれた。以前は「聖書は1ページ目から信じることなどできない」と思っていたが、今では1ページ目から信じている。
私は15年間、暗くて絶望的な世界観を持った無神論者だった。コロナからこの世界の嘘を知り、他にも嘘をついている事を調べると、サタンを愛する嘘つきたちの集団によって、彼らが作り上げたSFの世界に生きている事を知った。CGI 以外では、太陽中心の宇宙モデルが事実だと裏付ける証拠は実際には何もないとわかった。以前に福音を聞いたことがあったが、当時は聖書の世界観に馴染めなかった。しかし今は、聖書の世界観を信じている。
さらにオディール牧師によるフラットアースのプレゼンテーションが続きます。